平和へのとりくみ

平和憲法を守ろう! 福岡県労働組合連絡会 (略称:平和憲法福岡労組連)

「よい精神をもつというだけでは十分ではないのであって、たいせつなことは精神をよく用いることだ」

ルネ・デカルト

これはデカルトの言葉です。
日本国憲法は世界でも類を見ない画期的な憲法だと言われています。しかし、持っているだけでは絵に描いた餅です。
日本国憲法は戦争、そして戦争関与を明確に禁止していますが、これまで自衛隊のイラク派兵や2015年9月に強行採決で可決した安保関連法など、あらゆる有事法制と言われる憲法の趣旨に反する法律が制定されてきました。
安保関連法は、『改憲』を主張してきた自由民主党ですらこれまで行ってこなかった「集団的自衛権」の行使容認を主軸とする法案です。憲法の解釈変更は首相が任命した閣僚、つまり国の最高権力者の最高峰中枢のメンバーだけの会議でなされました。「憲法の解釈は縛られる側の人間だけで変えられる」という危険性が顕になったのです。これでは基本的人権も、いつか、「一日に米粒ひとつ与えとけば基本的人権は守られたことにする」ことにもなりかねない悪質な手法です。
そして、安保関連法が国会に提出されました。「十分な理解は得られていない」との言葉を残して。これには、日本弁護士会、医師会、憲法学者、マスコミ各社、そして日本中の労働組合や民主団体が反対声明を出しました。そして、未来を担う学生や、子育て世代の母親たちもこの手法に怒りを顕にしました。しかし、問題の本質が議論される間もなく強行採決され法案は可決しました。

命と尊厳が踏みにじられる戦争には市民の生命と財産を守る自治体の労働組合としては強く反対します。しかし、それ以上に国民に情報を隠し、手続きを経ず、秘密裏に憲法を骨抜きにする現政権の立憲主義を無視した稚拙かつ姑息な政治手法は言語道断です。
平和憲法福岡労組連の取り組みを通して、福岡市職労も平和憲法を守る運動、そして立憲主義を尊重する政権運営を求める運動に賛同します。

資料

憲法福岡労組連 ビラ2017年3月号

憲法福岡労組連 ビラ2016年7月号

憲法福岡労組連 ビラ2016年5月号


 

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